【イラン旅】最古の宗教 ゾロアスター教の街ヤズドへ
サラーム🙌🏻
なんか気が付いたらイラン旅もあと2日になってしまいました…あっという間や…
今は、シーラーズという素敵な街でゆるりと最後の時を過ごしています。旅終盤の街でゆっくりとした時間を過ごすのほんとやみつきになりそう…
人生の夏休みを謳歌してますわ。
◆イスファハーンの街を歩く
さて、前回はイスファハーンの見どころが集まった広場でのことについて書いたかと思います。今回は、イスファハーン2日目から話を始めます。
素敵なチャイハネで仲良くなったイラン人と話をしている中で、
ビリヤニをまだ食べてないの?!絶対食べた方がいいよ!!
と言われ、イスファハーンのおすすめビリヤニ屋さんを教えてもらったので行ってきた件。ビリヤニっつーのがイラン料理でオススメなんだと。
shad beryaniというお店。メトロ駅のめちゃ近くなのでアクセスや良し。
ビリヤニくれ!
と雑な注文を繰り出すと出てきたのがこちら。
ビリヤニというと、インドにもあったピラフみたいなビリヤニをイメージしていたんだが、全然ちゃう。
食い方がわからないので、とりあえず一番右の味濃そうなやつをナンに乗っけて食ってみる。
うん、なんかカレーっぽい味がして…
まぁ、不味くはないけど…特段うまくもない…
微妙なテンションでナンをちぎっては食べちぎっては食べていると…
いや、お前中におったんかい😅😅
中からお肉がお茶目にこんにちわしてきた。
なるほど、ほんとはコイツとナンを一緒に食うのね😅
でもなんか肉もパサパサしてたし羊っぽくてあんまうまくなかったわ←
もうケバブだけでいい。(結論)
やや残念な感じで本日の目的地に向かうためにメトロ駅へ。
ちょー綺麗。たしかできて間もない感じだったはず。メトロあると移動が超便利なのでありがたい。
辿り着いたのはジョルファー地区というアルメニア系の人々が多く住む地域。
街の雰囲気もちょっと違う。
また、この辺はおしゃんなおカフェがいっぱいあるということでも有名らしい。
壁画も珈琲。
ここへ来た目的はキリスト教のアルメニア教会だったのだが、Google mapが示す場所付近にある入り口っぽい扉はがっつり閉まっていた。おやおや…
iPhoneで地図を見てると、イラン人が声をかけてきたので教会は開いてないのか?と聞くと
今教会は昼休みでしまってるんだ。あと10分くらいで開くから、その間俺の店を見てかないか。
と言われる。まあ10分くらいならいいか。なんも買う気ないけど。
ついていくとすぐ近くの絨毯屋に案内された。
チャイを出されたのでいただいていると、
今イランの大学でペルシャ語を勉強してる日本人の友達がいるから、電話してやるよ。
と強制的に日本人と電話することに。イラン人はたいへん強引である。よかれと思ってやっとるんやろけど。笑
まあでも折角なので、イランの人たちのことについて電話で聞いてみることに。彼女は1年間イランに語学留学中だそうな。
彼女から聞いた話をまとめると、
・イランはイスラム教国だけど、国民一人一人の意識はそんな高くない(お祈りなんて行かねえ。みたいな人が結構いる)。
・お祈りしてる人の中には、家族が行っているから生活の一部としてやってる(あまり宗教という考えで行ってる意識はない)人も多い。
・イランの若者の中には、国家に強制されてムスリムだけど、信仰を強制されてるだけで、神なんてクソ食らえだと思ってる人もいる。
・アルコールを禁止されているが、酵母菌を手に入れてきてブドウと混ぜたりして自分たちで隠れて酒を作って飲んでる人も多い。
なーんて感じらしい。
まあ宗教なんて強制されてやるもんじゃないよなと痛感。政府と国民との意識の違いが結構あるイメージな国だなぁ。
なんだかんだで、貴重な話を聞けてラッキーだ♪
その後、死ぬほど絨毯の営業をされたが…。笑
金がねぇというと、一番安い15ドルの商品を推され、いやいやー、とかって言い続けてたら値段がどんどん下がって最終的に3ドルでどうだ!!ってなって心が揺れたが、荷物になるしやめた。
そんなに下げてほんとに大丈夫なんだろうか。笑
さすがにもう開いてるだろうと、さっきの扉へ向かうも、未だに固く閉ざされていた。
これはおかしいと思い、周囲を見渡すと歩いてすぐのとこにちゃんとエントランスがあった。
あの野郎、嘘ついてやがったな。笑
商売人はどこの国もほんとてきとーなこと言うわ。笑 まあええけど。
クリスマス要素がまじで見当たらないイランだが、キリスト教会内は申し訳程度のクリスマス要素があって、クリスマスを補充することができた。
サンタさん、今年は頑張って勉強もしたし善行を積んだと思うので、パクられたバックパック をプレゼントしてください…🥺🥺
飾られていたB級サンタ人形に切実に願うも、25日の朝、枕元には寂しく充電を続けるiPhoneがポツンと置いてあるのみであった…
どうやらサンタは宗教上の理由でイスラム圏への出張はNGらしい。
教会内の大聖堂の壁画がダイナミックで心動かされる。まだキリスト教圏の国に訪れたことがないので、ヨーロッパとかで教会巡りをしてみたいなぁ…
なんでこんなところにポツリとキリスト教会があるのかというと、17世紀ごろにアッバース1世(テストに出る)が、アルメニア人の優れた職人・商人を呼び寄せたことでキリスト教を信仰するアルメニア人が住み着いたからだそう。
現代の様子を歴史から紐解いて考えるのは旅の醍醐味ですな。
さらっと歩いてみて、ステンドグラスがいい感じのカフェに入ります。
雰囲気のある店内に満足なんだけど、アイスコーヒー頼んだらゲロ甘でしたわ。なんか海外での珈琲のオーダーのしかたむずいんすけど。
◆ヤズドへ
イスファハーンを堪能し(まだ残っていたい気持ちも強かったが)、次の街へ向かうために翌日午前中にバスステーションへ。距離が近いので昼に移動することに。
相変わらず数字以外わけわかめちゃんなチケット。
ウェイティングルームでブログを書いて待っていました。
1時間くらいでバスが来たので乗車!
昼のバス内はあっつい😩💧中に半袖きてて良かった…
お昼の移動ということで、今回の配給はサフランライスとチキンケバブでした!😳ナイスチョイス!!
USBポートがあったので、充電もできました!
神か??
充電できるという点において最強だったので、イランで一番良いバスでした。マシュハドからイスファハーンへのバスと同じ会社なのになんで違うんやろ🤔謎です。
運転しながら飯食うのがイラニアンスタイル。
別にええけど、気をつけてや…😅
右足は上げていくスタイル。
いや、それほんとにええんか??なんかめっちゃよそ見しとるし…ブレーキ踏めるんかそれ??
一番前の席だからこそ見えてしまうことで煽られる恐怖。笑
でもこういうとこは結構楽観的な檀原が心配して怯えていたのは20秒程度であった。
5、6時間くらいでヤズドに到着。
バスを降りる時にどうやら同じバスだったらしい日本人の若者に話しかけられた。
まさかイランで日本人に会うとは思っていなかったのでびっくり😳
お互いふわっとしか予定を立てていなかったので、一緒の宿に泊まることに。バスステーションからタクシーを乗り合わせてチェックイン。
ただでさえ安いタクシー代(宿まで200円)が乗り合いになることによってさらに安く(1人100円)なり、ずっと一人旅だった自分からすると集団で旅する素敵さを感じる。
この日は近くの食堂で2人でケバブを食って、宿の中庭で話をして寝た。
彼とはここからヤズド、そしてシーラーズを一緒にまわることになる。いやぁ、旅は出会いですなぁ。
ヤズドのことまで一気に書いてしまうつもりだったけど、長くなりそうなので一旦これにて〆ますね。
次は死体を鳥に食べさせて弔う鳥葬を行なっていたという、ゾロアスター教の聖地ヤズドのお話です!