【イラン旅】"世界の半分"は本当にあるのか?イスファハーンへ!!

Merry Xmas‼︎

 

日本の友人たちのインスタはXmasに華やいでいます。僕はイランで独りバス移動イヴです…😂

イランはイスラム教の国ですし、そもそも、つまりカレンダーが異なるのでXmasもクソもありません。

 

マジでインスタ見るまでXmasが近付いていることに全く気付きませんでした。

いかに日本社会がXmasを煽っているかを体感しましたね😅

 

バックパッカーとしての旅の目的

 

世界を旅してみたい!!

 

バックパックを背負って世界中を自由に旅するバックパッカーの人たちには、それぞれの理由や目的があるかと思います。

 

ここで、一応バックパッカーの端くれにはギリギリ入れてるかな?くらいな僕の旅の目的を紹介します。

 

   【 僕の旅の目的 】

  1. モンゴルのゲルで遊牧民と暮らす ✔︎済
  2. タイでコムローイ祭に参加する  ✔︎済
  3. 本場インドカレーを手で食べる  ✔︎済
  4. インドで人生観が変わるか確かめる✔︎済
  5. イランで"世界の半分"に行く
  6. サハラ砂漠ラクダに乗る
  7. オーロラを見る
  8. マチュピチュ遺跡を眺める
  9. ウユニ塩湖の絶景を眺める
  10. さまざまな異文化を体感してみる(実行中)
  11. 宗教の現状について話を聞く(実行中)
  12. 勉強したことが本当か確かめる(実行中)
  13. 自分の力で世界を旅する(実行中)

 

他にももっとあるような気がしますが、パッと思いついたのを並べてみました。

なんか小学生が書いたみたいな理由ですが…笑

 

まあでも、1度しかない人生日本という豊かな国に生まれやりたいと思うことができる環境にあるのだから、一歩踏み出さない理由はないと考えました。

世界には旅に出たいけど出れない。毎日の生活でいっぱいいっぱいな人たちは沢山います。

日本に生まれ、あたたかい環境に身をおけている今回の人生、楽しみきらないと絶対に損です!

 

旅に出ることを決めた時、僕の中でモンゴル🇲🇳・イラン🇮🇷・ボリビア🇧🇴はマストでした。

 

世界史を勉強していると、こんな印象的な言葉が出てきます。

 

『Esfahān nesf-e jahān ast "エスファハーンは世界の半分だ"』

 

イランの街イスファハーン(エスファハン)は今から400年ほど前の16世期末、サファヴィー朝という王朝の首都となり、繁栄の限りをつくしました。

古来より政治・文化・交通の拠点として重要な地であったイスファハーンであるが、首都とされたことで多くのモスク、バザール、宮殿、神学校などが次々と建設されていきます。

イスファハーンのバザールには、世界中の商品が集まったと言われ、その栄華を目にしたヨーロッパの商人や外交使節「イスファハーンは世界の半分だ」という言葉で称賛を惜しまなかったという。

 

僕は世界史を勉強しながら思いました。

 

イスファハーンは本当に世界の半分だったのか、見に行ってみたい。

 

と。

 

 


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行ってきました。

 

 

◆"世界の半分"

 

イスファハーンを"世界の半分"といわしめたのが、上の写真のエマーム広場(またの名をナグシェ・ジャハーン"Nagsh-e Jahan(全世界の図)"広場)だ。

時の皇帝アッバース1世は、政治・経済・信仰のすべてが集約された最高の広場を造ろうと計画し、何十年もかけて完成したものだ。

広場を囲うようにバザールや宗教施設が配置されている。

 

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"マスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラー"

王族専用のもので、皇帝の家族は内部にある礼拝堂で毎日祈りを捧げていた。

世界遺産に認定されており、ドーム内部の装飾は絵柄が描かれたタイルを貼ってあるのではなく、小さな彩色タイルをモザイク状に並べてデザインを作り出しているという凝りっぷり。


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"マスジェデ・ジャーメ"

初めに創建されたのは8世紀の時。

一度焼失したが、再建を重ねて現在に至る。

そのため、さまざまな時代の建築様式やタイルワークが見られる。

こちらも世界遺産

 

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美しすぎる広場。

イスファハーン に住んでる人々は、好きな時にこんな素敵なところに来て皆でピクニックしたり、デートしたりできるのか…

 

一瞬、まじで移住を考える。


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"アーリー・ガープ宮殿"

写真は最上階にある音楽鑑賞室。

天井のこれらの穴は、演奏の際に余分な音を効果的に吸収し、美しい演奏を楽しむために計算されて開けられているそう。

これも世界遺産

 

いや、世界遺産のバーゲンセールか…(ベジータみ)


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◆職人たちの工芸品が並ぶバザール

 

広場を囲う通路にはバザールが所狭しと並んでいます。

そこには、長きに渡り受け継がれてきたペルシャ文化が詰め込まれまくっています。
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なんかもう、言葉は不要ですよね。

なんでこんなに美しいんですかね、ペルシャの工芸品って…

全部ほしい。でも荷物はもうパンパン。しかも持って帰る時に割れそう。

悔しすぎる…

 

ペルシャ絨毯のお店も多く、案の定話しかけられ、店に連れて行かれて営業が始まった。

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しかし、インドに比べればイランの営業なんてたかが知れてるので、ふんふん言いながら出されたチャイを2杯くらいいただき、ごめんね〜👋🏻と言ってお暇させていただく。

ほしいっちゃほしいけど、買っても多分使わないからね〜😅

 

世界遺産に入ってみる

 

一通りぶらっとしたので、世界遺産に入ってみます!

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タイルワークが綺麗すぎる…😭✨


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神々しさが止まることを知らないドーム😭✨✨


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壮大さが爆発している😭✨✨✨

 

感動しすぎて、思わずもう死んでもいいやと口走ってしまいそうだ。

 

そらあヨーロッパ人も、こんなの見せられたらビビらざるをえんよ。

どんだけ国力あんねん!?ってなるもん。

現代でこんなに衝撃的なんやから、当時の人々は目ん玉飛び出てもーたやろな…

 

余韻にフラフラしながら、目についたオシャレなレストランに入ってみる。
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噴水あるやん…

イスファハーンさん本気出しすぎよまじで…
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絨毯が敷いてあるでっかいソファみたいなのに料理を広げて食べる伝統的なスタイル。
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店員さんにオススメされたクーフテという爆弾みたいな大きさの肉団子をいただく。

うまい。

うまいんだが、何食っても結局ケバブのが満足度高いよなぁ…と思ってしまう。脳がケバブウイルスに侵されている。
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テーブル席もありました。

それにしてもオシャレ。
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バザールに地層みたいなカレースパイスがあって思わずパシャリ。

うまいんやろうかね、これ。

 

◆チャーイハーネを楽しむ

 

イランはイスラム国家なので、酒を飲むことができない。

酒場のないイランでは、チャイハネとよばれる喫茶店が社交の場となっており、人々はチャーイ(紅茶)を飲みながらくつろいだり、話をするんだそうな。

 

しかし、現在チャイハネはその数を減らしているらしく、テヘランチャイハネはどこにあるの?って聞いたら、何言ってんのみたいな顔をされた。

 

しかし、ここイスファハーンには有名なチャイハネがあるのだ。

 

それがこちら!!


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溢れ出すジブリ感。

 

もうね、最高です。イスファハーン。

なんすか、このチャイハネ

異世界すぎやないっすか。ドストライクですよ。


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このアンティーク感。

たまらん。
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とりあえず、僕もチャーイを頼んでみる。
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左上の砂糖、ポットいっぱいのチャーイ、右下の甘いお菓子(ゾウの耳っていうらしい)、これらがセットでなんと80円!!

もう住むわ…チェックメイトや工藤…ワイの負けや…

 

もはや半泣きでチャーイをすすっていると、隣のイラン人が話しかけてくれた。

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かれらはイラン人にしては珍しく英語ペラペーラだったので、会話が弾んで楽しかった✨

左がニマで右がムハンマド

 

ムハンマドって名前多すぎへん?

 

って聞いたら、

 

めっちゃポピュラーな名前なんよ、大体半分くらいがムハンマドって言われとるで。笑

 

だって。ムハンマドのバーゲンセーr…

 

そう言われてみれば、アラブ世界ではムハンマド率が高いみたいな話をどっかで聞いたことがある気がしてきた…

 

ここでも気になったので、マシュハドで宿のオーナーにした質問を投げかけてみた。

 

イランの人って、やっぱりアメリカのこと嫌いなん?

 

全然そんなことないよ!政府間はいがみ合ってるけど、国民はアメリカのこと好きな人が多いで!

 

ほー!!やっぱ皆そんな感じなんや!!

現地の人の生の声は参考になるわー!

 

じゃあ中国人はどう思ってるの??

 

と聞くと、

 

チーニーも嫌いじゃないよ!日本人はチーニーのこと嫌いだよね?😏(にやり)

 

う…。たしかにあまり良いイメージを持ってる人は多くないかも…でも良い中国人もいるのはよく分かってるよ。

 

逆にぐさりと刺さる質問をされてしまった。

他国から見ると、日本と中国は嫌いあってるように見えてるんやろうか…

 

他にも、イスファハーンのおすすめのレストランを教えてもらったり、インスタ交換したりして楽しい時間を過ごせた。

ニマに、イスファハーンは世界の半分なんやんな?って言ったら、

そうだよ!残りの半分は名古屋なんやろ??

って返された😂

名古屋にそんな戦闘力ないんやでニマちゃん😂

 

まあそんな感じでチャイハネという場所があまりにも最高なので、是非とも行ってみてほしい。


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外に出るともう日が沈みかけていた。
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夕日に照らされる広場もこれまた綺麗である。

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イラン人カップルにセルフィーを頼まれたので、俺も撮ってもらう。

イラン人は美男美女が多い。目の保養。

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その後、オシャレなカフェにまた吸い寄せられてしまい(なんとイランには珍しくWi-Fiがあるカフェだった)、コーヒーをいただき外に出るともう日は沈みきっていた。

 

◆夜のイスファハーン

 

マシュハドで、夜のライトアップがモスクを一段と美しくすることを学んだので、イスファハーンでも夜景探索にいそしむ。

 

こちら、有名なスィー・オ・セ橋

スィー・オ・セとは33を意味しており、橋のアーチが33あることからつけられた名前なんだって。

しかしこの橋の完成が1602年というところにも驚きである。
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橋周辺にはこのロマンチックな光景を楽しむカップルたちがひしめきあっていた。

きっとこの辺の定番デートスポットに違いない。岐阜との格の違いを見せつけられた思いであった。近場のライトアップって、138タワーとかやからね。

惨敗である。

 

しかも138タワーて、岐阜やないしな。

惜敗である。

 

エマーム広場に戻ると、案の定綺麗にもほどがある光景であった。
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これみよがしに、世界の半分は本当にあるのか?なんてタイトルに書いてほんとすみませんでした…

 

イスファハーンは世界の半分でした。間違いなく。

 

世界の半分に行くという長年の夢が叶って、感無量でございましたわ。

 

今んとこ友達にオススメしたい国NO.1です。イラン。戦闘力高すぎる…。

 

それでは皆さん、良いクリスマスを🎄