【9ヵ国目 ボリビア🇧🇴】世界で一番高い所にある首都・ラパス

どうも~

4月に仕事始まるまでにはなんとかブログを書き終えたいと思って頑張ってます~(-"-)

今回は最後の国ボリビアへと入国していきたいと思います。

 

◆夜行バスにて陸路国境越え

 


f:id:yusuked:20200314132446j:image

ペルーのクスコにあるバスターミナルから、隣国ボリビアに入国するために22時のバスを予約していたので、夜の21時くらいに重い荷物を背負ってバスターミナルに入ります。

因みにラパスまでの夜行バスの値段は、はじめのおっちゃんの言い値130ソルから値切って100ソル(3,200円)でした。でも、すんなり100ソルにしてくれたのでもう10ソルくらいは下がるかと思います。

南米のバスは今まで旅してきた国々と比べて(アイスランドは無視)お値段が高いのですが、その分クオリティが高いことでも有名なので楽しみです!

 

バスステーションはこんな感じです。

めちゃめちゃたくさんのバス会社が入ってるので、情報無しで選ぶのは大変かと思います。ネットでグーグル先生に聞いてみれば評判の良いバス会社は絞られてくると思います。僕は多少値段が張っても評判がいい所を選びました。
f:id:yusuked:20200310125512j:image

南米のバスステーションはちょっと特殊なシステムがあって、写真真ん中にあるでかでかとTAMEと書かれた看板の下にある小屋でバスステーション利用税を払わないとバスに乗車することができません。(バス会社によるかもしれませんが、僕が乗ったバスでは車内でTAMEを回収していました。てか、TAMEてなんやねん)

ということで、TAMEを払ってTAMEの領収書的な紙を貰ってバスの案内を待ちます。

 

ここからの予定は深夜バスでクスコ⇒ラパスへ。その日のうちにチケットを買えたらまた深夜バスでラパス⇒ウユニへ。という"2夜連続☆深夜バスの旅"になります。楽しいですね。

「クスコからラパス」の画像検索結果

クスコからラパスへは国境での入出国検査の時間も入れて確か12時間くらいだったと思います。

 

実はこのバス移動に関して不安だったことが2つ。

1つは、初めての陸路での国境越えだったので(よっぽど大丈夫だとは思ってたけど)ちゃんと滞りなく入出国できるのか。という不安。

2つ目は、この路線のバス内で荷物や貴重品の盗難が多発している。ということ。

1つ目は杞憂になる可能性大なのでいいとして(と言っても、国境の荷物検査で貴重品をパクられるという事件も多発しているそうだが)、2つ目はガチでやばそうな感じなのでビビります。ネットで調べるとクスコ⇔ラパス間、ラパス⇔ウユニ間のバスは観光客を狙った盗難被害が後を絶たないようだ。ひええ。盗難を防ぐためにも、お金を惜しまずにちゃんとしたバス会社を選択したわけだが、心配なもんは心配である。

とりあえずパスポートとかドルとかをセキュリティーポーチに入れて服の下に隠してバスに乗車。

f:id:yusuked:20200310125534j:image

バス自体はめっちゃいい感じ。二階まであるでかいバスです。

リクライニングは160度くらい倒れるし、周りが皆がっつりリクライニングさせるので気を遣う必要もなし。足も伸ばせて広々してます。座席は広いし、予約の段階で席を選ばせてもらえるので、一人席で一番前の特等席を確保できて非の打ちどころは今のところ値段しかありません。

f:id:yusuked:20200310125558j:image

天井にはそれぞれUSBケーブルが挿入できるようになっているので、スマホの充電もすることができます。すばら。WiFiもあると謳っていましたが、一向に繋がる気配はなかったのでまあないんだと思います。

怖かったのでカバンは前に抱きかかえて寝ました。寝心地はめちゃめちゃ良かったので秒で就寝。

…したのですが、夜中にあまりにも寒すぎて起床。まじで一発で風邪ひくレベルで寒かった。とりあえずカバンに入ってたパーカーとかを着こんで縮こまりながら再び眠る...このバスはなぜかブランケットをもらえない仕様だったのでしんどかった...

 

翌朝目覚めると、スタッフがボリビアの入国用紙を配っていた。恐らく国境が近いのだろう。

マジで英語わからんので毎回入国用紙の一部がてきとーなんだけど、こういうのでひっかかったりするパターンってあるんやろうか。

 

国境での入出国審査は気が抜けるほど安パイに終了。

一度バスからすべての荷物を降ろして建物に入ります。はじめにペルー側で出国手続きを済ませ、ボリビア側で入国審査、荷物チェックを済ませて終了。

ペルーからボリビアに陸路で抜けるルートは2か所あるのだが、僕は荷物チェックの際に入国審査官が貴重品をパクることで評判のところでした。しかし、全然危険な感じもなく、むしろスタッフは全然やる気なく荷物をペペッと調べただけで終了。肩透かしでした。まあ、ネットでは何十人かに一人の被害を受けた人の記事が注目されるんだろうね。

全員が審査を終えるのを待ち、ついでにトイレを済ませて再び荷物をバスに積んでラパスへ向かいます。

 

◆世界で一番標高の高い首都へ

 

寒いバス内で体を縮めて待つこと数時間。朝の10時ごろにバスはボリビアラパスにあるバスステーションへと到着しました。

f:id:yusuked:20200310125634j:image

こうして写真でみると結構大きくてしゃんとしたバスステーションですね。

とりあえず現金がないので、バスステーションの中にある両替所でドルをボリビアーノに両替して、この日のうちにウユニへと出発するバスがないか探します。

事前に調べておいたバス会社で席がとれそうだったので、また1人席を確保。ウユニまで100ボリビアーノ(1,600円ほど)です。まずまず。16時発で時間があったので、街歩きをするために大きいバックパックをバス会社に預けさせてもらって出発。

因みにバスステーションの中にはSIMカードを売っているスペースもあったので、SIMも買ってアクティベート設定してもらいました。

バスステーションの近くでちょこちょこ出てた屋台でフルーツヨーグルトゼリーみたいなのが売ってたので、こいつをお供にラパスの街へと繰り出します。5ボリビアーノ(80円)。

f:id:yusuked:20200310125659j:image

 

ボリビアの首都は憲法上はスクレという街なのですが、行政・立法府はここラパスにあってラパスは事実上の首都として機能しているそうです。

ラパスの標高は3600mとかなり高く、世界で一番高い所にある首都(事実上、ではあるが)なんだって!

街全体がすり鉢状の地形になっているので坂が多く、標高が高いこともあり空気が薄く街歩きをするのも体力がいる街です。

f:id:yusuked:20200314133611j:image

すり鉢状ってこんなかんじ。

上の写真のすり鉢の内側に街を作ってると思ってください。逆にわかりにくいすかね。笑

 

しばらく歩くとこの街の中心となるカトリック教会のある広場を発見。 

f:id:yusuked:20200310125720j:image

 街は交通量が多く背の高い建物も多く見られます。

f:id:yusuked:20200310125848j:image

ささっと昼飯を済ませ、The Witches' Market(魔女市場)と呼ばれる通りへと向かいます。

f:id:yusuked:20200310125908j:image

大通りから中に入ると、ファンキーなウォールアートが多くなってきました。

魔女通りではお土産屋さんが所せましと立ち並んでいます。

f:id:yusuked:20200310125936j:image

f:id:yusuked:20200310130002j:image

お土産屋さんの中でも一際目を引くのが、下の写真。

これはリャマのミイラらしく、呪術に使うんだって。ひええ。流石魔女市場。

f:id:yusuked:20200310130019j:image

下の方のリャマの顔がなんとも悲しげで、なんともいえん気分になります...

呪術ショップが衝撃的すぎて注目を集めがちですが、ボリビアのTシャツやパーカーとかを売ってるイカしたお店もあったので結構楽しく過ごせました。

 

◆ロープウェーで更に高地へ!そして犬とのバトル

 

ラパスの特徴として、ロープウェーの存在があります。

ラパスは慢性的な交通渋滞に悩まされていた経験から、車以外の移動方法としてロープウェーの駅を街に設置して市民の足として利用してもらうといった歴史があるんだとか。

そのため、ラパス内にはロープウェー駅が多くあって私たち観光客も利用することができます。ラパスの中でも中心街の標高は低いため、ロープウェーに乗って標高の高いエル・アルトと呼ばれる地域に行ってみます。

 

ロープウェー乗り場は綺麗な建物で、ちゃんと整備されてます。
f:id:yusuked:20200310130059j:image

この赤い駅がラパス駅。ここから街を登っていきます。

ロープウェーの料金は1回1.5ボリビアーノ(24円)と格安。窓口で行先を告げてお金を払うと、下のようなQRコードのついたレシートをくれるので、これをスキャンして乗り場に入ります。
f:id:yusuked:20200310130255j:image

乗り場はそんなに混んでなくて、すぐに乗り込むことができました。f:id:yusuked:20200310130238j:image

急な坂道の上をぐんぐんと登っていきます。

ラパスの建物はほとんど日干し煉瓦でできてる上に、空気が薄いので火事がほとんど起きないので消防署がない。なんて言われたりしているんだって。(因みに消防署は普通あるらしいが)

f:id:yusuked:20200310130320j:image

しばらく登ると、すごいカラフルにペイントされた地域もあって目に楽しい感じだった。降りてここまで見に行きたいけど、ラパスの街は結構治安が悪いみたいなので断念。
f:id:yusuked:20200310130347j:image

 

そんなこんなで到着!エルアルト4095m!富士山より高い街です!
f:id:yusuked:20200310130404j:image

もうちょっと景色の良い所から街を見たいので、視界が開けそうなポイントを探して街を歩きます。

エルアルトはより治安が悪いとのことなので、なるべく大通りを通りたいんだけどよさげなポイントに行くにはどうしても中道を通らないといけないっぽい...

まあ、昼だし大丈夫っしょ!

覚悟を決めて細い路地に入りしばらく歩いていくと、階段の前にちょい大きめの黒い野犬が。海外の犬は狂犬病を持ってるかもしれないので、嫌だなぁと思いながらも近づこうとすると、犬がこちらに気付いて立ち上がり、猛スピードで近づいてきた!!

 

ワンワンワンワンッッッ!!!

 

ひええええええええええええええええええ(;´Д`)

 

野犬は僕と歩幅3歩分くらいのところまで走ってきて、唸り声をあげながらこちらを威嚇している。

僕はビビりすぎてえぇっちょくぁやめぇっとかって26歳の叫び声にしてはあまりにもなさけない悲鳴をあげてしまう。

やばい、これはやばい、マジで今すぐにでも噛みついてきそうだーーーやばいやばいやばいやばい

 

こういう時の対処方法がわからんすぎて、とりあえず野犬から目をそらしたらやられる!!びびったら終わり!!みたいな言葉が脳内をぐるぐるかけめぐった。

対処方法があまりにもわからんすぎるので、野犬とにらみ合いながら、

もうっ!おまっ!!勘弁しろっ!!やめっ!!

と声にならない声をあげながら、足で地面をバンバンたたいて威嚇するも、犬は全く逃げようとせず吠えまくってくる...

 

終わったッ!!檀原の世界旅行...完!!(半泣き)

 

もはやここで犬に噛まれる運命かと思い、絶望していると近くを通りかかったおばちゃんが僕が犬に襲われているのを見て、

 

fwじぇいgjうぇおpwkごを!!!

 

でけぇ声で何か怒鳴りつけたと思ったら、犬がシュンとしてあっという間に去っていった...!!!

おばちゃあああああああああああん!!!!( ;∀;)

僕はおばちゃんに駆け寄り熱烈なキスをしたくなった気持ちを必死に抑えておばちゃんに滅茶苦茶にお礼を言い、犬から逃げるようにその路地を抜けだした。

いやほんとに、終わったと思った...。

 

路地を抜けると、すぐに見晴らしのいいポイントにでることができた。

f:id:yusuked:20200310130433j:image

確かにいい景色なんだが、もう直前の野犬とのバトルのせいで精神的にダメージがでかすぎて、それどころではない。

しかもボリビアの街はそこら中に野犬がいるので、近くを犬が通るたびにびくびくしながら景色を眺めることに。犬こわい犬こわい...

 

あとあと調べてみると、野犬と対峙した時に、野犬の目を見たり大きい音をたてたり威嚇するのはめっちゃNGな行為らしかった。いやー、全部やっちゃってたー。

あわや病院に行かないといけない事態だったので、ボリビアおばちゃんに感謝感謝であった。野犬にはほんとに気を付けよう...

犬がトラウマすぎて、観光もそこそこにバスターミナルへと戻ったのであった。