【ペルー】マチュピチュ遺跡をようやく探検

こんにちは!

いよいよコロナで帰国の便を変えたりなんだりせなかんくなってきてるっぽいですね...早めに帰ってきてよかった。僕はぎりぎりセーフでしたけど、旅のために色々と準備してきていた人もいるだろうに、ほんと困りますね...。

さあでは、今日はマチュピチュ村から遺跡へと向かって行きます!

 

◆バスでマチュピチュ遺跡へ!

 

マチュピチュ遺跡に入るためのチケットを買う際に、何時に入場するかをあらかじめ決めて申告しなければいけません。

一番早い時間だと6時~7時の間。そこから7時~、8時~と1時間ずつずれていきます。遺跡のふもとにあるマチュピチュ村からは、バスで15分くらい。徒歩だと2時間ほどかかるということで、僕は2番目に早い7時からのチケットを購入していました。

また、マチュピチュ村に到着した際に遺跡へのバスチケットを片道分だけ購入(12ドル。高い。)していたので、行きはバス・帰りは徒歩で行くルートにしました。

 

宿のオーナーが、7時からのチケットなら6時にバスステーションに行った方がいいぞ。と教えてくれたので、そんなもんなのかと思い早起きして6時にバスステーションへ。昨日一緒にスタンドバイミーロードを歩いた大学生のりんたろう君も同じ時間の入場だったので合流し、バスのおっちゃんにチケットを見せてどのバスに乗ればいいか聞きます。
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しかし、今あるバスは6時~7時入場の人しか乗れないらしく、7時~の人は離れたところでしばらく待てといわれる。これ、6時半でよかったんちゃうんかと思ったが、まあ旅先では時間に余裕をもつに越したことはないので甘んじて受け入れよう。

心配していた雨は今のところ降っておらず。ありがたい!しかし空には雲がたちこめているので、なんとか遺跡を見て回る間だけでももちこたえてほしい...

しばらく待っていると列が動き出し、バスに乗車!
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12ドルのお高いバスなだけあって、内装にはメルセデス・ベンツの文字が。笑 ほんとかよ。笑

真偽のほどの分からないおベンツ様に乗り込み、山道を進みます。

うねうねと曲がりくねった道をバスで登っていく途中で、徒歩にて遺跡へと向かっている人を見かけたけど、皆総じてめっちゃえらそうな顔してた...。いやほんと、バスで良かったわこりゃ。

お金のない学生バックパッカーや長期間の旅人は、自分の足で行けるところはとことん節約する人が多いですが、僕の旅のモットーはほどほどに頑張って休む時は休むなので、まあ迷いなくバスに乗りますよね。
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エグ山道を登っていきます。というか、村に来るまでの道もそうだったけど、山も川も谷も日本のものと比べてスケールがでかすぎて圧倒されます。

バスは遺跡の入場口で止まります。

7時の10分前くらいだったので、海外のゆるゆるさやったら入場できるやろと思ったら7時になるまでダメらしい。でた、この何か知らんけど変なとこだけめっちゃ厳しいシリーズ。なんでやねん。笑 まあしゃあないので待ちます。 

 

7時になったので意気揚々と入場!りんたろう君はワイナピチュというマチュピチュ内の山に登るコースでチケットを取っていたので、入場したらすぐコースが分かれていたので別々のルートへ。
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いよいよやってきました!

マチュピチュは標高2430mにある15世紀のインカ帝国の遺跡です。
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 背後の山々が絶景。インカ帝国は文字をもたない文明だったので、なぜマチュピチュがこんなところに造られたのかわからないそう。

一応、インカ帝国はエジプトや日本と同じく太陽信仰が行われていたので、太陽に近く観測が行いやすい高地に宗教的な役割として造られたという説が濃厚らしい。

文字をもたないインカの人々はキープと呼ばれる縄の結び目で情報を伝えていたんだとか。

「インカ帝国 キープ」の画像検索結果

未だに謎が多いインカの歴史を読み解くために、キープの研究が続けられているそうだ。

海外に来てから、文字や言語の多様性や共通言語があることの重要性をひしひしと感じたので、こういった情報伝達の方法についても色々勉強したいところだなぁと思ったり。

 

マチュピチュ遺跡は山の上に建設されているので、遺跡内を歩くのも結構大変です。

坂道や階段を上って景色のいい場所へと向かいます。
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遺跡の中にはアルパカちゃんがいっぱいいます。

こいつらは野生なのかな?でもスタンドバイミーロードでは全然見かけなかったし、観光客が喜ぶように放してあるんだろうか。そんな気がするなぁ。

 

入口からちょっと歩くとすぐに写真スポットに到着!
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マチュピチュだ!!!!(感想小学生)

正直、僕は自然系の絶景が好きで遺跡系はあんまりなのですが、マチュピチュ自然×人工物っていう絶妙なバランスなので結構感動。

さらにここまで来るのに

リマ⇒クスコ⇒コレクティーボ⇒スタンドバイミーロード⇒マチュピチュ村⇒マチュピチュ遺跡

という長い道のりを越えてきているので、その苦労もあって感動が増す気がします。笑

 

眼下には急な崖と遥か下に流れる川。こんなところにこれだけの建築物を作ったインカ帝国はクレイジーだとおもいます。
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有名な景色を堪能した後は、順路を進んでいきます。
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神殿なんかが集まってるところへと入っていきます。
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入ってみるとこんな感じ。

色々材料はあるんやろうけど結局石最強じゃね。みたいな話をしたんですが、ほんとその通りやな~とか思いながら見て回ります。

そして、地味にポツポツと雨が降ってきました。ひえ。もうちょい待ってくれ。
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雨でちょっと寒くなってきましたが、雲が良い感じにでてきて神秘的な感じになってきたので、これはこれでありですね。寒いけど。
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神殿の方からさっき写真を撮ったスポットを見上げるとこんな感じ。

石組みの建造物を造るには高い技術力が必要なので、方々の技術者が集められたと考えられているそうだ。(遺跡に残された白骨が様々な地域の特徴を持っていたことから推測できるらしい。研究者すごい。)
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このあたりは職人たちが暮らしていたところなんだって。

家の外にこんな絶景がある暮らし、いいかもしれんですね。
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下の写真は"インティワタナ(太陽をつなぐもの)"という中高生の喜びそうな名を持つ日時計です。曇ってるので何時かわかんないですけど。笑
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マチュピチュにはこのように、太陽を使って暦を観測・作成したりするしかけがほどこされているそうだ。遺跡の建物の東側には夏至冬至を観測できるように2つの窓が作られていたりと工夫されているんだとか。

古代エジプトしかりですが、太陽信仰や占星術で天文系に秀でている文明ってなんか魅力的ですよね。いろいろと調べたいな。調べようかな。

 

ゆっくりと休憩しながら制限時間の4時間をめいっぱい使おうと思っていたけど、小雨がぱらついてきて寒くなってきたので、早々に退散。

帰りは歩いていこうと決めていたのに、雨で完全にやる気をなくして入場口にあるバスチケット売り場であっさりバスで帰ることにした。さよなら12ドル。

 

朝飯も食べてなかったので、昨日皆で夕飯を食べに行ったメルカドで朝飯兼昼飯を食べに行く。
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メニューはスペイン語オンリーなので、写真がないときは毎回てきとーに頼んで何が出てくるのかお楽しみガチャシステム。

今回はご飯に目玉焼き、ポテトとバナナの揚げ物でした。おいしかったんだけど、個人的にバナナはいらんかったなという感想。でも、海外なのに米がちゃんとしてるし毎回ついてくるポテトが安定にうまいので満足度は高めです。
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飯を食べてると足元に犬がやってきてびっくりするという南米の大衆食堂あるある。

可愛いんだけど、普通に狂犬病が怖いから結構やめてほしいという気持ちでいっぱい。

 

この日は15時の鉄道に乗ってクスコの街に帰る予定だったので、それまで街をぶらぶらしながら暇をつぶします。

マチュピチュ村でもいたるところにマッサージの勧誘がいるので、暇だしもうペルー旅

も終わりボリビアにぬけるので一回行ってみることに。勧誘の姉ちゃんの言い値50ソル(1,600円)だったのを40ソル(1,280円)に下げてもらい1時間のインカマッサージ体験。
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部屋はこんな感じで割としっかりしてました。仕切りもあったし。

肝心のマッサージ内容ですが、若干の力でごり押し感はあったもののなかなかいい感じでした。マッサージって、ええよね。

ただ、今のところ暫定一位はタイのマッサージかな。あれめっちゃ気持ちよかったもの。

 

後はお土産屋を冷やかしたり、コーヒー飲んだりしながら時間を潰して15時が近づいてきたので駅へと向かいます。

 

ペルーレイルでクスコへGO!

 

駅でチケットを提示して(スマホの画面を見せるだけでOKでした)、駅内に入ります。

自分たちの鉄道が来るまでは待合室で待機して、鉄道がきたらホームへとはいれるよみたいなシステムでした。なんか南米の観光地は結構システムがちゃんとしてますな。
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鉄道は座席指定だからか、乗り込む前にも駅員さんがチケットをチェックしてます。そのしっかりさをインドと足して2で割ってほしい。僕はほどほどにゆるい感じの方が好みです。

内装はこんな感じ。天井にも窓があって、景色を楽しめるようになっています。
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座席はまあ広くもなく狭くもなくといった感じ。

食事やドリンクのメニューが置いてあって、注文することができます。お値段はばっちり高いので、僕は買ってきたM&M'sをポリポリ食べてました。
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鉄道だとすぐだろうな~、なんて思ってたのですがオリャンタイタンボ駅という終点まで2時間半くらいだったかな?まあ思ってたよりぼちぼち時間がかかり、外はすっかり雨模様だったので景色を見るのもそこそこにkindleに入れた本とかを読んで時間を待ちました。

オリャンタイタンボからは専用のバスに乗り換えてクスコの街へと向かいます。バスも確か2時間弱くらい?だったかな。なんやかんやでお金をかけてもそこそこ時間かかるんやなー、って感じ。日本からマチュピチュまで行くハードルの高さをここでも感じました。

クスコに着いたころにはすっかり辺りは暗くなっていたので、さっさとご飯だけ食べて以前の宿で出会った人に教えてもらったクスコの別の宿で眠りにつきました。

 

◆ペルーからボリビア

 

翌朝、ペルー名物ちょっと甘いインカコーラを飲んでエネルギーを得て街をぶらついて時間を潰します。
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マチュピチュ村に向かう前にあらかじめクスコから隣国のボリビアにあるラパスという街への深夜バスのチケットを買っていて、そのバスが22時発なので夜まで時間をつぶさないといけなかったわけです。

でもまあクスコもそこそこ歩き回ったので、そんなにやることがなくウユニに向けて安いズボンを買ったり、なんか面白い物が売ってないかとかしてましたね。
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ちょうどこの日はバレンタインデーだったのですが、クスコの街もちょっとだけバレンタイン感を出していて、流石キリスト教の国やなというのを感じました。笑

残念ながらペルー美女にいきなりチョコをもらえるとかいう素敵イベントが発生する気配は全くしませんでしたが。無念。

 

雨季なのでちょいちょいにわか雨が降って、歩き回るのも大変だったのですが雨上がりのクスコの街がきれいでした。
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夜になると広場で音楽に合わせて集団が踊ってました。
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 こういう陽気なイベントが日本でももっと増えたらなんか気持ちに余裕ができそうなもんですけどねぇ。まあ、自分踊れないんすけど。

 

 という感じで、次はペルーを出国して陸路でボリビアへと入国していきます。 

マチュピチュ遺跡については、旅人たちの間で写真と同じだから意外と感動しなかった。なんて話も結構あるのですが、個人的には行ってよかった遺跡だったなと思ってます。

そもそも、僕が学生の時にバックパッカーという人々を知るきっかけとなったのが、スタンドバイミーロードでマチュピチュまで行った旅人のブログを読んだことだったので、その人と同じルートで同じ景色を見ることができたのが感動的でした。

感性は人それぞれやと思いますし、気になるところがあったら一回自分で行って自分の目で見るのが大切やと思いましたね。

 

さ、ということでペルー編は終了して、いよいよ最後の国ボリビアへと入国していきます。いざウユニ塩湖へ!