お洒落なテヘラン観光 迷路のようなバザールへ

サラーム🙏🏻

本日もイランからお届けしております。

イラン大好き檀原です。

 

テヘラン探索

 

夜にテヘランに到着して、一夜明けるとイランは雨だった。

テヘランでは余裕をもって3泊する予定なので、居心地の良すぎる宿の屋上でブログを書いてだらっとすごす。

というかこの宿、ドミトリー一泊4ドルで朝食付きというイランでは破格の安さであろう神宿であった。

 

インドでは一日も雨降らなかったなー、冷静にそっちの方がおかしいか…

ブログを書き終えたところでタイミングよく雨がやんだのでいざ、出陣!

 

テヘランの街はとっても綺麗。

歩いていて、なんでこんなに清々しいんやろ??ってめっちゃ疑問に思ってしばらく考えていた。

…が、そんな考えるまでもなく、答えは簡単であった。

インドのように道に牛のウンコは落ちていないし、クラクションが全然なってないのである。

1ヶ月間、間違いなく毎日聞き続けてきたクラクションの音がないだけで、こんなにも穏やかな日常になるのかと感動した。

 

インドに1ヶ月いると、クラクションが全然鳴らないだけで感動したり、道にウンコが落ちてないだけで感動したり、あったかいシャワーが安定して出るだけで感動できるようになる。

 

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そんなイランはテヘランの街並み。

思ってたより全然お洒落である。なんかヨーロッパ歩いてるような感覚になるくらい、街が綺麗だ。道がしっかりしてるからだろうか。

 

◆イラン旅で注意すべきこと

 

とりあえず、事前調べで分かった両替商が集まっているポイントまで歩いて行く。

 

ここで、イランを旅する上で準備しておかなければならないことを説明しておきます。

 

イランはアメリカから経済制裁を受けており、クレジットカードが利用できません。キャッシングも不可のため、ドルやユーロを現金で持ち込む必要があります。

下調べせず現金を持たずに入国してしまうと、おわ谷園になってしまいます。

また、インターネットも規制されており、TwitterなどのSNSGoogle関係などが見れません。(なぜかインスタとLINEはOK)

そのため、VPNという日本のサーバーに繋いでくれるアプリを入国前にダウンロードして使えるようにしておかなければいけません。

イランはめちゃめちゃ素晴らしい国なんですが、初見殺し性能が高めな国でもあるので気をつけんといかんです。

 

ということで、ドルをしっかり持ち込んできていたのでさっさと現地通貨に両替しに行ってきたわけです。

両替時のレートは

1ドル=128,000リアル。笑

桁がでかすぎる。笑

店によってちょっとだけ差があったが、だいたいレートは同じような感じであった。

とりあえず200ドル両替したら…

 

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えらいこっちゃ😂

持ち運びが超絶大変な感じになっちゃいました。気分は大金持ち。

とりあえず、1ドル=110円としてざっくり

1万リアル=10円

と考えることにした。

 

こうして聞くと、お金の計算がめちゃ大変そうだが意外とそうでもないのである。

イランの表記の多くは、トマンという単位が使われる。1トマン=10リアルなので、0を一個減らしてあるということになる。

1,000トマン=1万リアル=約10円

って感じです。大丈夫でしょうか?

 

買い物をする時に、イラン人にお店で値段がいくらかたずねると、

35トマン

とかって言い方をされます。

イランでは0を3つ省略するのが普通なようで、35トマンと言われたら、

35,000トマン=350,000リアル=約350円

という形になります。

言い値に10をかければ日本円でだいたいいくらか計算できるので、楽に計算できますよね!

 

因みに物価ですが、

 

水500ml   15,000リアル(15円)

茶店のコーヒー 170,000リアル(170円)

外食でケバブセット 350,000リアル(350円)

メトロ 15,000リアル(15円)

 

こんなところでした。

外食は500円あれば美味しいケバブとサラダとサフランライス、飲み物と一通りのものを注文することができます。

ただ、インドとかに比べると激安って感じではないのかも。

 

◆バザールは迷路のよう

 

昼飯を食べようとふらっと入ったファストフード店で、スペシャルサラダとサンドイッチみたいなのを頼んだら、思いの外サイズがスペシャルでビビる。

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こんなに食べれるはずもなく、テイクアウトさせてもらって夜飯になった。基本的にこういうサイズで提供されるもんなんやろうか…🤤

 

お腹も満たしたし、テヘランにはでっかいバザールがあるということで、バザール大好き芸人として行かざるを得ない…!

 

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他の道はそんなでもないのに、バザールの近くは人がたくさん!わくわく!

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ナッツ系とかがドーンと売られてたりします。数字だけは覚えたので、なんとなくいくらかはわかる。

イランのデザインが可愛すぎて、お土産物を見れば見るほど買いたくなってしまう…

 

もう荷物パンパンだからダメダメ…

でもほしい…

 

内なる自分と戦いながら、バザールを奥へ奥へと進んでいく。

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バザールの中は、同じような商品を売るお店が固まっている。しかもその店舗数は膨大だ。大量の布屋を抜けたら服屋が大量に並び、それを抜けると靴屋が大量に…

しかも通路は複雑に入り組んでいるので、面白そうなものを見つけてほいほい横道に入ろうもんなら秒で迷う。

 

だが、それが良い!!

 

気の向くままに歩き回るのが旅の醍醐味ってもんだ。

結局1時間半くらい歩き回って、帽子(450円)とパーカー(1450円)とペルシャっぽい柄の財布(350円)を買った。全体的にえらい安い😳

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すぐに現地っぽい財布欲しくなるのやめなきゃな…でも魅力的なんだよ…特にイランは…

 

インドは犬が多かったけど、イランは街にネコが多い。

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イスラム教徒はネコを大切にしているらしいので、その影響なのかも。餌を皆からもらっているからなのか、ベンチで一休みしてると猫が足元に寄ってきて可愛い。

 

ネコに関する逸話として、こんな話があるらしい。

 

預言者ムハンマドが出かけようとしてソファに置いてあったコートを見ると、コートの袖の上で愛猫がすやすやと寝ていた。

ムハンマド猫を起こさないように袖の部分をハサミで切り取り、袖のなくなったコートを着て出かけて行った。

 

良い人なのか、袖なしコートを着た間抜けな人なのか判断に困る話だが、猫ちゃんを大切にしてることがよくわかる話だ。

 

バザールから出ると、イラン人のおじさんがチーニー??(中国人)って聞いてきたので、日本だ!というと

 

オー!ジャポーン!!

(びっくりするくらい皆同じ反応する)

ジャパン is good country !!

 

急激に距離が縮まる。

イランの人は決まってチーニーかどうか聞いてきて、日本人だと分かるや否や握手を求められたり日本のことを凄い褒めてくれたりする。イランはめちゃめちゃ親日な国だ。

 

でも逆に、チーニーだった場合はどう反応されるんだろうか…

 

彼はエンジニアで弟が日本にいるらしく、色々と話をしてくれた。これからホテルに帰ると言うと、ホテルまでの道を案内してくれるとのこと。

ホスピタリティの塊かよ…イラン人…

 

仕事の話とかしながらてくてく歩く。イランのエンジニアは月給10,000ドルほどだそうだ。せちがれぇ〜。因みに彼の嫁さんは歯医者らしくて、彼の倍の稼ぎがあるそうだ。うん、頑張れ。

また、使えなくなるお札があるだかで、ちゃんとした紙幣かチェックしてくれたりもした。インドではそんなこと言い出すやつは間違いなくアウトなので、その時点でシカト決定なのだが、流石イラン。金を抜くそぶりも見せない。

宿まで丁寧に送ってもらった。ありがとうイランピーポー。俺も帰国したら人に親切に生きよう。

 

この日の夕食もケバブを食べようとテキトーな食堂に入ったら、スープ屋だったらしくスープしかないと言われ、まあいいかと注文。

 

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スープ自体は塩味でまあ普通にうまかったのだが、なんか内臓みたいなのが多すぎてあんまりでした。

 

◆観光スポットをめぐる

 

翌日、朝イチでバスのチケットを買いにメトロでバスステーションへ行く。

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目的地を告げて次の日のバスのチケットを買いたいと言ったのだが、カウンターのおっちゃんたちがマジで英語通じなさすぎて、速攻バスに乗せられそうになる。

 

ちがうちがうちがう!!!

 

と乗車を拒否りまくってると、英語が話せるイラン人が助けてくれて、ようやくおっちゃん達に明日の夕方のバスチケットを買いたいことが伝わった。

いやぁ、イラン人もなかなかにテキトーで強引である…💧

というか、チケットカウンターくらい英語話せる人配置しといてほしい…💧

 

めんどくさいから、これに懲りてこれからは当日にバスステーション行こうと誓う。

 

続いて、ゴレスターン・パレスというカージャール朝時代(1779〜1911年)の宮殿に行ってきました。

今はいくつもの博物館が入っていて、それらを見学することができます。

 

当時の宮殿での豪華絢爛な生活を目の当たりにすることができ、ペルシャの力を感じます。

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いやいや…ちと豪華すぎんかね…😅

イランってあんまり日本人に注目されないけど、力のある国やったんやなってことがわかります。


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中国のおばちゃんが撮ってくれた。
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庭の壁面に描かれた模様も大変お洒落。

 

それから近くにある考古学博物館へ!

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古代イラン人たちが住んでいた住居。
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このツボと同じ紋様のコップがお土産コーナーで売ってて、マジで買おうか悩んだ。
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エラム王国(紀元前11世紀ごろ)ジッグラトの門から発掘されたらしい。ジッグラトってワード、テンション上がるよね。

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手長ライオン
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かわいい羊ちゃんも作っちゃう有史以前のペルシャ人。
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ペルセポリスにある謁見の前にあったレリーフだそう。左の髭の生えている人物はダレイオス1世という説が有力だそう。

でたー!ダレイオス1世!!あざっす!!王の目!王の耳!!

右側は国の大臣またはメディア人ではないかとされている。
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こちらもダレイオス1世!!
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ダレイオスの乗っている石の側面には、アケメネス朝の傘下(or貿易関係?)にあった地域が刻まれていた。
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楔形文字

スタンプみたいにして書いただけなのに、長い年月を超えてもこんなにハッキリ読めるなんて…
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ペルセポリスの牝牛の柱頭。

現在、ペルセポリスの柱は全部なくなってしまっているので、めちゃくちゃ貴重なものだそう。
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3世紀のミイラ。塩鉱で発見された塩漬けの物なのでソルトマンとよばれているらしい。

迫力がえぐい。

 

隣の美術博物館みたいなとこも入れました。
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うーむ、ペルシャ工芸品は美しい…

しかしいかんせん疲れた。

博物館とかって、なんか知らんけど体力使うよね…

 

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この日もまた、ケバブを食べる。

もうね、ケバブがうますぎるんだ。1日1ケバブ。一緒に出てくるサフランライスもね、うますぎる。味変にオレンジをたらすとまたうまいんだ。

あかん、ケバブ食いたくなってきた。

 

イラン2週間の旅は、まだまだ続きます。