古都アユタヤ観光。バンコクを離れ"北方のバラ"チェンマイへ
はいどうも🙌🏻
タイの気候にもだんだん身体が慣れてきました。到着した時は暑すぎてちょっと歩いただけでヘットヘトだったけど、ちょっとだけマシになった気がします😌
今日はタイで偶然再会した卒業生に教えてもらったツアーで、古都アユタヤへ行ってきました!
日本語を話せるガイドがついているのに、値段が6千円ほどでお手頃だったので参加してみることに。また、アユタヤ遺跡は一つ一つが離れていたりするので、ツアーの方が総合的にいいとのこと。
早朝に近くのホテルまで向かいにきてもらい、日本から来た50代夫婦と共にアユタヤへlet's go!
2人はカンボジア経由でアンコールワットをみてきたそうだ。勤めている会社では、一年に一回9連休をとることが義務付けられているそう。教員にはたいへん耳が痛い話だ。
1時間ほど車を走らせると、あっという間に1つ目の遺跡に到着!
気をつけていないと3枚撮って1枚は目を瞑っている高打率な俺。その手の大会があったら地方大会は総ナメだろう。
正直、遺跡とか寺院とかふーんって感じやろなって思っていたのだが、やはり写真で見るのと実際に自分の目で見るのとでは迫力が違った😳とても壮大な遺跡だった😳
◆知っておくと面白いアユタヤの歴史
アユタヤは、1351年から1767年の間に栄えていた王朝なのだが、よくもまあこんな壮大な建築物を作ったなーそんな昔に…
この遺跡はワット・チャイワッタナーラームというのですが、20年かけて作られたそう。気が遠くなる時間だ…
アンコールワットの遺跡は、多くがクメール様式というカンボジアのアンコールワットと同じ丁寧に作り込まれた建物です。
上の地図を見てわかるとおり、アユタヤは海からチャオプラヤー川を通って船で訪れることができる水運に恵まれた都市です。
そのため、世界中の国と貿易を盛んに行っており、さまざまな文化が混ざり合う国際都市となっていたそうな。(後述しますが、日本とも積極的に貿易を行っていました)
水路を活用した移動がメインだったので、遺跡の入り口となる門も川に向けて作られているんですね。
水上マーケットしかり、タイが川を上手に利用していた国だってことが節々に感じられて面白いです✍🏻
永く続いたアユタヤ王朝も、1767年隣国ビルマ(今のミャンマー)のコンバウン王朝との戦いに敗れて滅亡してしまいます。
その際に、ビルマ軍に寺院や仏像などが壊されてしまいます。
アユタヤ遺跡の仏像の多くが首をとられているのはガイドさん曰く、ビルマ軍がお前らの神様は自分の首も守ることができないのに、お前らの命を守れるわけがないだろ!という見せしめ的な意味合いで壊していったからだそう。
他国と戦い、征服する際に宗教も利用して心を折って支配していたのかもしれないですね。
◆アユタヤを巡る
午前中をかけて合計6つの遺跡を巡ったのですが、どれも見どころたっぷりでした。
大きな涅槃像。
こんな清らかな顔で毎日生きることができたら、世界は平和になりますね…
皆この顔で生活してたら気持ち悪いけども。
でっかい涅槃像の前には、プチサイズのものも。キャワ丸水産である。
タイ人はお布施として、金箔のようなものをこのプチ涅槃像に貼り付けていくらしい。
そして、ガイドさん曰くこの涅槃像の足の裏にコインをくっつけることができたら、あなた達の願いはなんでも叶うと言われてます。まあ、できた人はどんな方法でくっつけてるのかわかんないですけど😂どーやってるんでしょーかねー?😂だそうだ。
ご婦人がほんと?!じゃあ私やってみるわ!!と意気揚々とチャレンジ。
おばちゃん、くっつかんくて悲しい思いしても知らんで…まあチャレンジは自由やけどさ…
できるんかい!!!
ほんで皆成功するんかい!!!
おばちゃんにコインもらって、残り2人も挑戦すると、なんと全員成功!!笑
只今、檀原願いなんでも叶えることができる完全に神龍の上位互換の歩くパワースポットと化しておりますので、1人五万円から願い聞きます。お申し込みは応募フォームからどうぞ。
壮大な王のお墓。それぞれに王とその子どもたちの遺骨が納められていたと言われているそう。
ここでもいかんなく打率の高さを発揮していく。世界文化遺産の前であろうと、目が閉じるもんは閉じる。
木に覆われている方が仏像の頭で、手前の座っている方が檀原です。
有名なスポットだが、やはり神秘的である。しっかりと仏像のご尊顔が見えるように根っこが絡みついている。そこに必然性を感じさせるような雰囲気がありました。
こちらは壮大な仏舎利塔(仏舎利とはお釈迦様の遺骨。つまり神聖なお釈迦様の遺骨が納められるとされる建物なのでめちゃ重要な建物なのだ)。
塔の中腹には、神様の乗り物とされる半鳥半人の生物と、天使たちが彫られている。天国を現しているそうだ。
細かい装飾も丁寧に作られていて、見ていてとても面白い。
最後の遺跡はでかい!!青空が映えます!!でも青空すぎて暑くって、この階段のぼるのしんどすぎおじさんでした。
タイでは、カップルのデートスポットに寺院が選ばれることも多いほど、日本より仏教が生活に根付いているらしい。
街を歩いていると、仏壇の前を通る時に手を合わせて通り過ぎる姿をよく見かける。
タイの仏教は日本と異なるので、僧の服装も違いますね。
◆日本人村で活躍した日本人を思う
前述したとおり、アユタヤ王朝は世界の国々と貿易を行う国際都市でした。
徳川家康の時代に、日本とも非常に活発に貿易を行っていたそうです。皆さん朱印船貿易って学校で習ったことありますよね?まさにその時期です。
かつてアユタヤでは、1500人ほどの日本人が暮らす日本人村があったそう。その跡地がちょっとした施設になっていて、最後にそこに行ってきました。
浪人やキリシタンなど、当時の日本で暮らしにくくなった人が日本人村に渡ってきたそうです。
海外に来て、日本との関係性を感じる場面に出会うと本当に嬉しいものです。
また、勉強したことを現地に行って再確認するのもすごく良い経験だと感じるので、是非海外旅行の際には歴史や日本との関係性を調べていくことをオススメします!🙌🏻✨
◆仏教国 タイ
せっかく日本語ガイドがつくということで、タイの仏教について色々と聞いてきました。
面白かった点を紹介したいと思います。
タイでは成人男性は出家しなければいけない
タイでは、成人男性は人生で一度は出家することが当たり前だそう。
出家とは、頭を丸めて僧としての修行をしに行くこと。くらいで捉えておいていいんじゃなかろうか。
タイにおける出家のイメージは最高に良く、飲酒運転で事故を起こして刑務所に入るはずだった俳優が、出家と賠償金の支払いをすることで刑務所に入ることを許された事件もあったそうだ。
稀に出家をしていない若者もいるみたいだが、そうした若者は結婚したい相手の両親から猛反対を喰らうらしい。
出家してないやつなんて、ロクなやつじゃないに違いない!!結婚は絶対許さん!!
ってな感じ。
出家休暇と企業
タイの企業には、出家休暇なるものがあるらしく、どんなに会社が忙しい時期でも、あ、自分ちょっくら出家してくるんで、しばらくやすみまーす!と言われたら、快く送り出さないといけないらしい。(外資系の企業はこの慣れない文化に困惑している所が多いそう。そのため、履歴書に"あなたは既に出家しましたか?"という記入欄がある企業もあるらしい)
日本からすると、とんでもない制度であるが、これがもたらすプラス効果もあるようだ。
タイの外資企業では、積極的に女性を採用している企業が多く、女性の社会進出が進んでいるそうだ。なぜなら、女性は出家しないからである。
アフリカのどっかの国では(忘れた)、紛争によって男性がどんどん街からいなくなってしまうため、女性の政治参加率が非常に高くなった国もあると聞いたことがある。
社会って皮肉で面白いですね。
現在の若者について
では、そんな仏教国タイにおいて、若者は熱心に仏教を信仰しているのだろうか?
ガイドさん曰く、昔は多くの若者が本気で信仰していたけど、今は半々くらい。だそうだ。
日本もモンゴルも欧州もタイも、若者に対する宗教観はどんどん変わっていっているようだ。
さて、バンコクの滞在はここまで。
いよいよ今回の旅の本丸である、北方の薔薇 チェンマイへ向かう!
夜行バスを使って20:00→翌7:00の11時間の旅だ。ぎえぴー。
果たして俺の腰とケツは11時間耐えることができるのだろうか。
乞うご期待。