【エジプト旅】カイロのムハンマド・アリ・モスクが綺麗だった件
エジプトに来て2日目。
初日は飛行機の長時間移動の後にそのまま1日活動したので、泥のように寝た。
2日目は、首都カイロの街歩きを敢行。
カイロにあるモスクはイランのものとはまた景観が違う感じなので、それらも楽しみながら。
こんなキレイなモスクに行った話です。
カイロのダウンタウンの栄えてるポイントは、建物も意外とオシャレで良き感じでした。ただめちゃめちゃ人と車が多いので、のんびりゆっくりできる感じではないかな…
◆ハーン・ハリーリ市場へ
マーケット大好き芸人として、各国の市場は外せないポイントなので、この日はまずハーン・ハリーリ市場という有名なポイントへ行くことにした。
宿から歩いて30分くらいなので、景色を楽しみながら向かう。
近くまで行って地図を片手に探していると、
この地下通路から道の向こうへ行けるぜ!
と、親切にその辺のエジプト人が教えてくれた。向こうがハーン・ハリーリか??とたずねると、
この辺り一帯が市場だよ!道の向こうは観光客向け、こっちサイドは地元民もたくさん来る市場さ!
とかなり親切に教えてくれる。英語もそこそこ話せそうだし、ありがたいエジプト人に出会えたもんだ。話をしていて、日本人だというと
日本は素晴らしい!大好きだからよかったら案内するよ!これはノービジネスだしチップもいらないから安心していい!
とのこと。
なんかうますぎる話だし聞き覚えのあるフレーズだが、こういう話は乗っかると面白いことが起きたりするからついていくことにした。
色々と説明を受けながら連れて行かれた店は、一見ただの建物でお店らしくない入り口から入った二階の一室。ここに入って集団で襲われたらどうしようもなさそうであったが、まあ入ってみる。
因みに檀原の戦闘力はヤムチャにすら惨敗、プーアルといい勝負を繰り広げることができる程度なので、体格の良いエジプト人に襲われたらイチコロである。
中に入ると、パピルスに描かれたエジプト絵画の作品が大量に飾られていた。
社会科教師としては、パピルスから作った紙を用いたお土産は結構興味があったのでテンションが上がる。
古代エジプトではパピルス草という植物から紙を作っていたという話はあまりにも有名である。(パピルスが英語のペーパーの語源になったことも)現代でもナイルデルタ辺りで栽培されて、お土産になっているそう。
http://www.youhishi.com/papyrus.html
パピルス紙の作り方がわかりやすく説明されているサイト
連れてきてくれた旦那は、しきりにここの店がガイドブックにも載っていて、他店のバナナの葉を使った偽物とは違ったハンドメイドの良いやつなんだ!と言う。
その時は調べていなかったので知らなかったが、確かにバナナの葉を使った偽物は紙の繊維が一方向にしか入っていないが、パピルスは縦横に繊維が見られるので本物なのは間違いないようであった。
教材用にもいいなと思って値段を聞くと、A4サイズでは何千円もするというので、論外。
一番ちっさくて、ミイラの横に入れる死者の書の柄が描かれたものが気に入ったのでいくらか聞くと、150ポンド(1,050円)といわれた。
いや、いくらパピルスから紙作って自分で書いてるとはいえ、千円はないだろ…
だいぶぼったくってる感じがしたので、それならいいやと言うと、いくらなら買うんだと詰め寄ってくる。
50なら買う!
125でどうだ!
50だ。
110にまけてやる!!
50。
よーし、ならしゃあない100だ!!
ならもういい。
わかった85でどうだ!!!!
いや50。
80…もうこれ以上は下がらんぞ!!
なら70(490円)で買う。
…ok,なら70で売ろう。
半分くらいには下がったものの、こんなちっさな紙きれが500円はまだぼったくられてると思う…。
まあでも植物から育てて、繊維を敷き詰めて紙にして、さらにそこに自ら絵を描くという手間を考えた時に、それくらいなら払っていいかなと思ったので手を打つことに。(日本人の悪い癖なんだろうが)
正規の値段はわからないが、ぼったくられてることは間違いないと思いながら購入したのであった。
それから、石屋さんやエジプト人が着るような服屋などを案内され、そろそろ1人で行動したくなったので、もう案内は大丈夫だと伝えると…
アーユーハッピー?OK、プリーズバクシーシ(チップ)!!
やっぱりきたよ😩
はじめにバクシーシいらんゆうたやないか!!
色々と案内してやったろ!!
ノービジネスゆうとったやろがい!!
ハッピーなったならバクシーシくれ!!
今すざまじい勢いでアンハッピーな気持ちになっとんじゃろがい!!!!
数分揉めて、こいつは払わないと分かるとすごい嫌な顔でしっしっと追いやられた。
なんて胸糞悪い終わり方であろうか…😩
ピラミッドの時から、どうもエジプト人のやり口が気に入らない。同じくウザい国であるインドでは、なんやかんやいいながら客引きも楽しめたのだが、なぜこんなにもエジプトは嫌な気持ちになるんだろうか…
エジプトに来た時からずーっと考えていたが、ようやく答えが出た。
エジプトの客引きには面白味と技術がないのだ。
インドのバラナシなんかでは、あれやこれやと色んな手法を使ってお客をゲットしたり、より多くのお金をゲットしようとしてくる。
彼らの話し方は巧みで、騙されていたとしてもまあ買ってもいいかと思わせる話術がある。
また、握手したら気付けばマッサージが始まっていたりと、そうくるか?!という驚きがあって、僕はそのテクニックに感心して気持ち良くお金を払うことができていた。
エジプトの客引きには、そういった気持ち良さや驚きがないのである。
強引に写真を撮ったり案内をすると言い、平気で嘘をついてお金をふんだくろうとしてくる。手口も僕たち観光客の想像を超えることのない、しょうもないものである。
こんな力任せな客引きは美しくもなんともないのだ!!そんなんに金を払えるか!!!
そろそろお前だれやねんと言われてしまいそうだが、インドで楽しめたものがなぜ許容できないのかが自分でも謎だったので、なんとなく答えが出たから話をしたかったのです。
◆旧市街とモスク観光
気を取り直して、観光客がよく利用する方のマーケットへ。
エジプシャンなお土産がいっぱいあって、テンションあがります。
街にはいくつものモスクが点在していて歩くのが楽しい。
なんかエジプトのモスクって、砂漠のモスクって感じでイランとはまた違った良さがある。かっこいい。
旧市街エリアは雰囲気のある素敵なポイントでした。
こちらは無料で入れたアズハルモスクという綺麗なモスク。
床が反射するくらいピカピカです😳✨
礼拝堂のようなところにも入れます。ムスリムの人たちは、コーランの一部が書かれているのか、紙を片手にぶつぶつと紙面を読み上げている人が多くいました。
街の喧騒から隔離されたこの空間は居心地良くて、つい長居してしまいます。
さらに30分ほど歩いて、ムハンマド・アリ・モスクというモスクへ。
博物館と同じエリアにあって、入るのに180ポンド(1,260円)も払わなきゃいかんというムカつく仕様。モスクって本来お金とるもんちゃうやろ🔥
しかし内装はたいへん綺麗なので、怒るに怒りきれない檀原であった。
なんかハリーポッター的な廊下…ええやん…
外観もさることながら、このモスクの魅力は内部!
靴を脱いで中に入ると
めちゃキレー😳✨✨
大量のランプが吊るされとる!!
どうやら365個のランプが吊るされていて、これは一年の日数を表しているんだとか。
正直、エジプトはピラミッドと遺跡を見に来たようなもんなので、他のものに期待してなかったんだけど、やるじゃねぇか…
綺麗やし居心地いいしで、歩き疲れた僕はしばらくモスクでボーッとしてました。どうやら、ここのモスクは最早観光用になっているらしく、お祈りの時間になっても祈りを捧げてる人はめちゃ少なかった。
一応併設されている武器博物館とかも見たんですが、あんまり興味なかったので割愛。
エジプトの子どもたちはマジで人懐っこくて、すれちがうたびにハロー!とか、写真撮って!!と声をかけられる。
別に悪いことじゃないんやけど、連日歩き回って疲れているので、もうええやろ…と思うこともしばしば。
ヘトヘトになってホテルに戻り、エジプトのソウルフードであるコシャリを食べる。
米とパスタと豆とちょい辛ソースを混ぜて食べるんやけど、これがうまい!!コシャリ頼んでおけば間違いない!!
しかも15ポンド(105円)と激安!!
旅をしてるときに安くてうまい飯を見つけることってすごく大切やと思ってるので、コシャリの存在はかなりでかい!✨
カイロの観光はこんな感じでおしまい。
次は列車に乗って遺跡たっぷりの街、ルクソールへと向かいます!